五行「土」と「脾胃」の関係性~健康な腸内環境を手に入れる秘訣
2025/02/12
「東洋医学」という言葉は聞き慣れている方も多いでしょう。エビデンスがないとか、怪しいとか効果がないとか言う人も一部いますが、例えば鍼治療の効果はWHOでも認められていますし、NHKでも東洋医学をよく取り上げています。
またこの記事でも書きますが、東洋医学って実は私たちの生活の中で自然に取り入れているものもたくさんあって、実は身近なものなんです。
東洋医学の中でも「五行」という考え方は、自然界のすべてを木・火・土・金・水の5つの要素で説明するもので、古くから人々の生活に根付いています。
この五行説の中で、「土」に対応するのが私たちの体では「脾胃」です。脾胃は、現代医学でいうところの胃や腸といった消化器官に深く関連しており、東洋医学では「後天の精」を生み出す源として捉えられています。(ちなみに「先天の精」は「水/腎」です)
五行「土」と脾胃の関係性
五行説において、「土」は万物を生み育む力、中心となる存在として位置づけられています。この「土」に対応する人体の臓器が「脾胃」です。脾胃は、私たちが食べたものを消化吸収し、エネルギーに変える働きを担っています。
東洋医学では、脾胃の働きが低下すると、消化不良、食欲不振、下痢、便秘、むくみ、疲労感といった様々な不調が現れると考えられています。これらの症状は、私たち現代人にも多く見られるものではないでしょうか。
脾胃を強くして、健康な心身へ
脾胃を強くすることは、健康な体づくりにおいて非常に重要です。具体的にどのようなことをすれば良いのでしょうか。
- バランスの取れた食事:「土」のエネルギーを整える食事としては、消化の良い食材を選ぶことが大切です。特に、穀物や根菜類などは脾胃を温め、働きを助けます。バナナもオススメです。食欲がないけど何も食べないわけには…というとき、バナナ1本はいかがでしょう。
- 睡眠をしっかりとる: 睡眠不足が続くと、日中の間に無意識に甘いものを欲してしまうことがあります。このような甘いものの摂り方では徐々に体力も回復力も落ちてしまうので、脳は刺激を求めてさらに甘いものを求めますから悪循環です。
- ストレスを溜めない:ストレスは脾胃を弱める原因の一つであることは、ご存じのとおり。リラックスできる時間を意識的に作りましょう。
- 自分の意見を大事にする:感情に向き合うならば、他人への配慮も大事ですが、自分の気持ちに蓋をしたり、自分に対して嘘をついていないかというのも振り返ってみてください。
- 変化を恐れない:東洋医学の世界では善し悪しではなく陰陽(表裏)の関係で成り立っていると考えます。そして「土」のキーワードとして「安定」があげられます。つまり、安定というとよさそうなイメージですが、「いつまでも変わらない」のが本当にいいことなのか、望んでいることなのかを見極めるのも「土」のバランスを取る方法です。例えば「いつかこれをしよう!」と思っていたものの、いつまで経っても着手していないとか、嫌だなと思うことに対して変化を恐れて、嫌々続けているとか…。いかがでしょうか。
「後天の精」とは
上述しましたが、「土」のエネルギーは「後天の精」(後天の気)といわれます。読んで字のごとく、「生まれた後から身についた体力」といったところです。
そこで、この「後天の精」をしっかり養えば、生まれつきの体力はそれほどでも、徐々に体力をつけることができるんです。たくさんご飯を食べ続けたら胃が大きくなり、たくさん食べられるようになることってあるじゃないですか。身体を強く大きくしなければいけない野球選手(特に高校球児とか)や力士は、食べるのも仕事のうちと言われて、「若い時はご飯を何合食べました!」なんていうエピソードを聞きますよね。まとめ
東洋医学の五行説から見た「土」と「脾胃」の関係性について解説しました。脾胃は、私たちの健康の根幹を支える重要な器官です。
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