「こうなったらいいな」「あんなことに挑戦してみたい!」と、あなたは自由に未来を描けていますか。
反対に、「もし失敗したらどうしよう」「あれは嫌だな……」と、起こってほしくない不安ばかりを考えてはいないでしょうか。
あなたが本当に望む「理想の状態」は何ですか
サロンには、便秘や下痢、お腹の張りといったお通じの悩みから、肩こり、むくみなどの身体的な不調、さらには「自分に自信が持てない」「ついイライラして家族に当たってしまう」といった心のお悩みまで、多くの方が相談にいらっしゃいます。
そんな時、私たちセラピストは「どのような姿が理想ですか」とお尋ねすることがあります。 例えば「便秘を改善したい」という方でも、理想は人それぞれです。
「まずは下剤を飲む回数を減らしたい」
「毎日出なくても、スッキリ感があれば満足」
「2日に1回でも、自然なリズムを取り戻したい」
一方で、「理想なんて考えたことがなかった」と、言葉に詰まってしまう方もいらっしゃいます。あなたは今、体調や生活において「こうなったら最高!」と思える姿を具体的に描けているでしょうか?
脳はイメージしたものを「現実」として引き寄せる
スポーツの世界で「イメージトレーニング(イメトレ)」が重視されるのは、有名な話です。一流のアスリートは、最高のパフォーマンスを出している自分を鮮明に描き、脳に成功を焼き付けます。
これは日常生活や体調管理でも同じです。 「お腹が痛くなったらどうしよう」と不安にばかりフォーカスしていると、脳はその「ツラい状態」を強く意識してしまいます。
実は、脳には「何度もイメージしたものを現実だと捉える性質」があります。 「快調なお腹で軽やかに過ごしている自分」を意識的にイメージしてインストールすることで、脳はその状態に近づこうとスイッチが入るのです。

坂本麻紀
昔、EXILEのメンバーが「ライブ前にマイケル・ジャクソンのMVを見る」と言っていました。
ちなみに私は中学時代、超弱小ソフトボール部だったのですが、3年生最後の試合でキャプテンは「表彰台に上がるイメトレをしてきた!」と言い、そのとおり、3位に入賞したんです!
脳と腸はつながっている!「脳腸相関」がもたらす自然な変化
「イメージするだけで本当に体調が変わるの?」と不思議に思うかもしれません。しかし、近年の医学では、脳と腸が互いに密接に影響し合う「脳腸相関(のうちょうそうかん)」という仕組みが注目されています。
脳が感じたストレスはすぐに腸に伝わり、逆に腸の乱れは心の不安として脳に伝わります。このメカニズムを正しく理解し、ポジティブなイメージを味方につけることで、頑張らなくても自然に腸内環境が整う「理想のサイクル」を作ることができるのです。
1. 脳がリラックスすると、腸が動き出す
腸の動き(蠕動運動)をコントロールしているのは自律神経です。
「こうなったらいいな」と楽しいイメージをしている時、脳内ではセロトニンやドーパミンといった幸福ホルモンが分泌され、副交感神経が優位になります。すると、意識して動かせないはずの腸が、脳の「安心」に反応して自然に動き始めるのです。

坂本麻紀
腸に関しては副交感神経が優位になるのが望ましいですが、1日をとおして副交感神経が優位すぎる(寝過ぎなど)は健康上よくありませんのでご注意くださいね。
2. 「幸せホルモン」の9割は腸で作られる
脳腸相関は双方向です。脳がポジティブなイメージを持つと、腸内環境が整いやすくなります。
このサイクルに入ると、無理に「頑張って腸活しなきゃ!」と思わなくても、自然と心身が良い方向へ回り出す「幸せループ」が生まれます。
私も腸活を取り入れてからは、価値観があわない人と出会っても、「そりゃー世の中、いろんな人がいるよね」と思えるようになりました。ストレスを解消するというより、そもそもストレスを感じにくくなったという感じです。
3. 脳を騙して「腸にいい選択」をさせる
脳に「快調な自分」をインストールすると、脳は無意識にそのイメージに合う情報を集め始めます。
理想をインストールすると「解決策」が見えてくる
理想の状態を脳が認識し始めると、面白い変化が起こります。 これまではスルーしていた解決のヒントや、的確なアドバイスをくれる人、自分に合った対処法などが、自然と目に飛び込んでくるようになるのです。
「どうせ変わらない、すぐに元に戻る」「私ってこういう体質だから仕方ない」と諦める前に、まずは理想の姿を思い描いてみてください。 イメージするだけなら、場所も選ばず、お金もかかりません。
まとめ:今日から「最高の自分」を描き始めよう
心と体はつながっています。お腹の調子を整えることはもちろん大切ですが、それと同じくらい「どうなりたいか」という心のナビゲーションをセットすることも重要です。