「せっかく腸もみを受けたのに、あまり変化を感じられなかった……」
腸もみセラピストである私としては、「すべての方に、たった一度でも劇的な変化があります!」と自信を持って言いたいところですが、さすがに誰でも1回で劇的な変化は起こりません。急激に身体が変わるなんてことが起きると、必ず元に戻ろうとする反動が起きます。
それでも早い段階で変化を手に入れる人と、そうでない人がいるのは現実です。
もとの体質の違いがあるにせよ、それ以外にも、実はお客様の過ごし方や考え方によって、その効果の現れ方は大きく変わってしまいます。
施術中の「おしゃべり」が腸の動きを止めてしまう?
意外に思われるかもしれませんが、施術中の過ごし方は非常に重要です。特に、セラピストと楽しく盛り上がりすぎて「ずっとおしゃべりしている」状態は、効果を半減させてしまう可能性があります。
脳が興奮すると、腸は動かない
腸は、自律神経のなかでもリラックスを司る「副交感神経」が優位なときに、最も活発に働きます。 一方で、会話が盛り上がり、脳が興奮状態になると「交感神経」が優位になります。すると、体は活動モードに切り替わり、腸の動きは抑制されてしまうのです。
「寝てしまう」のが最高のご褒美
腸もみの効果を最大限に受け取るなら、目を閉じて寝てしまうくらい、何も考えずにリラックスして過ごすことが一番です。
「無意識になるのが難しい」という方は、意識をそっとお腹に向けてみてください。 「今はここを押されているな」「温かくなってきたな」と、お腹の感覚を客観的に観察するだけで、脳の興奮が静まり、腸が動き出しやすい環境が整います。
※もちろん、全くお話をしてはいけないわけではありません。
リラックスできる程度の会話は、心の栄養にもなります。ただ、お腹に力が入ってしまうほど大声で笑ったり、話し続けたりするのは、少しだけお休みしてみてくださいね。
たった「1回」で終わらせていませんか
勉強や運動を想像してみてください。 どれほど素晴らしい先生やプロのコーチに出会えても、たった1回のレッスンで全てを習得し、一生忘れない技術にするのは不可能に近いですよね。
腸もみは「筋トレ」や「自習」と同じ
長年連れ添ってきた「便秘がちな腸」は、言わば動きを忘れてしまった状態です。 たった1回の施術では「なんだか気持ちよかった」「その時だけ少し出た」で終わってしまうことが多いのも事実。何度も繰り返し刺激を与え、お腹を温めてほぐすことで、ようやく腸は「自分で動く力」を取り戻していきます。
徐々に柔軟性が高まり、血流が良い状態が定着することで、根本的な改善へと繋がっていくのです。
生活習慣を「丸投げ」にしていませんか
私たちは、口にしたものや日々の習慣でできています。 サロンでのケアは、停滞した状態を動かすスイッチにはなりますが、そのスイッチを維持し続けるのは、あなた自身の日常です。
これまでの生活習慣を一切変えずに、腸もみだけで全てを解決しようとするのは、穴の空いたバケツに水を注ぎ続けるようなもの。
「今日はいつもよりお水を意識してみよう」「調味料を少し良いものに変えてみよう」といった小さな変化をセットにすることで、腸もみの効果は2倍、3倍へと膨らみます。
まとめ:あなたの腸活の「伴走者」として
便秘を解消し、スッキリした毎日を手に入れるために大切なのは、以下の3点です。
私たちセラピストは、あなたの腸が本来の力を発揮できるよう、全力でサポート(伴走)します。でも、最終的にその腸を動かし、維持していくのは、あなた自身の大切な体です。