数年前からニュースなどで「寒暖差疲労」という言葉を耳にすることが増えました。
専門の外来を訪れる方も増えているようですが、あなたは以下のような症状に心当たりはありませんか。
これらは、急激な気温の変化に体が対応しようとしてエネルギーを使い果たし、自律神経が乱れてしまうことで起こります。
自律神経を振り回す「意外な原因」とは
寒暖差疲労は、外気温の変化だけでなく、私たちの生活習慣の中にも潜んでいます。
室内外の「温度差」が体力を奪う
例えば、外気温が10℃以下の日に室内を25℃に設定すると、その差は15℃にもなります。私たちの体はこの激しい差を埋めようと必死にエネルギーを消費し、疲労を蓄積させてしまいます。冬の過度な暖房や夏の冷房の使いすぎには注意が必要です。
デジタルデバイスによる「切り替え」の不備
パソコンやスマホを長時間見ていると、常に「闘争の神経」である交感神経が優位になります。夜遅くまで画面を見ていると、リラックスの神経である副交感神経への切り替えがうまくいかず、不眠や倦怠感に繋がってしまうのです。
寒暖差に負けない体を作る「3つの習慣」
自律神経の乱れを整え、しなやかな体を取り戻すための具体的な方法をご紹介します。
「しなやかな筋肉」をつける
筋肉は、体温調節を担う大切な組織です。ただし、ただ鍛えて硬くすればいいわけではありません。ストレッチを取り入れながら「柔軟でしなやかな筋肉」を作ることで、気温の変化にスムーズに対応できる体質に近づきます。
お風呂は「41℃以下」でじっくり
42℃以上の熱いお湯は、心臓や血管に急激な負担をかけ、自律神経を刺激しすぎてしまいます。41℃までのお湯に15〜20分、じんわりと浸かりましょう。体の芯から温まることで、入浴後の冷えを防ぎ、質の高い睡眠へと導いてくれます。
水分補給は「お水」を主役に
コーヒーやお茶も楽しみつつ、意識して「水」を飲みましょう。水は体の巡りを整え、バランスを保つための基本です。不調を感じる時期は、1日1.2リットルを目標に、こまめに水を飲む習慣をつけてみてください。
腸もみは、自律神経の「オン・オフ」を整える
腸もみといえば「リラックス(副交感神経)」のイメージが強いかもしれません。確かに、施術中にうとうと眠ってしまうような深い癒やし効果があります。
しかし、実はそれだけではありません。 最近では、「ハングリー精神」や「やる気」といった前向きな意欲も、腸で作られていることがわかってきました。
つまり、腸を整えることは、休息のスイッチを入れるだけでなく、必要な時にしっかりと「頑張るスイッチ」を入れられる体を作るということなのです。